2012年3月3日土曜日

安く(1575円ちょい)で楽しむ、Parker Ingenuity

Parker 5th Technology / Ingenuity.

新しい書き味という触れ込みで、昨年の12月からパーカーから新しい5世代目のリフィルを搭載したペンが発売された。
それが、パーカーのインジェニュイティ、通称インジェ。
関係ないけど文字にするとなんかやけに長い。

そもそも、Parker のいう5thとは、何なのかというと、
  1. 万年筆
  2. 油性ボールペン
  3. 水性ボールペン
  4. ペンシル
  5. Ingenuity
ということだそう。
写真は海外のブログにあったのが見やすく全てを抑えていたので、こちらから

ひょんなことから、昨年末から大手文具店で働いていたため、インジェにはちょこちょこと触れる機会があったものの、いかんせん19800円か21000円というお値段故に買うことは出来ず…。

でも、結構書き味も個性的で好きだったのでいつか使いたいなと思っておりました。。
そんな折に、お店の人が鉛筆のエクステンダーを使って、簡易インジェを作っていたので、早速試してみました。

思いの外、結構楽しめます。



◯材料
ITOYA鉛筆エクステンダー525円
パーカーインジェニュイティリフィル1050円
なんでも滑りにくい紙1枚
なんでもセロハンテープほんのちょっと

これだけ。
2000円もしないで作れちゃいます。

◯作り方
超簡単
リフィルに紙を巻きつけて、鉛筆エクステンダーにはめるだけ。

イメージ画像
用意したもの全部
巻きつける紙のサイズは、87mmが調度良かった。
とか良いサイズ調べていたんだけど、結局エクステンダーで締め付けできるから、そんなシビアに作らなくても良かった。
参考値として使ってくださいな。
最適なサイズ探し

ここで、一個だけ注意
このリフィルって、書いていると段々と削れていくので、常に基準となるところを決めておかないといけないのです。
なので、下にする部分にマークしておくことで、いつも同じ筆記面を保てるのでやっておきましょう。
本物のインジェだと、万年筆みたいなデザインのペン先になっているから、常に同じ角度で筆記するようになっているんだよね。

マーキングしたところ
全体像
それで完成です!

実際に書いてみた。

リフィルの感想は、フェルトチップペンっぽ感じで、「今までにない書き味!」は少し言い過ぎかなという印象。Pigmaのミリペンの太いのを想像するといいかな。

(本物は)ペン先が万年筆みたいなデザインになってるけど、それはデザインで書き味には全く関係なし。万年筆みたいに書き手にあった形に変化する(少しづつ削れていく)ものの、あくまでもペン先はリフィルとして毎回交換になるので、好きな書き味が永遠に続かないのです。ゆく河の流れは絶えずして状態で、常に変化すると思って楽しむのがベター。

なので最初は、書いててキュッキュとする感じなのだけど、ずーっと書いていくと削れていって結構かき心地がなめらかになる。

裏抜けは、ガンガンする。裏抜けは覚悟しないとだめみたい。
両面使うノートはほんと向かない。厚めの上質紙でも余裕で抜けちゃう。
ミドリの白クマノートだと裏抜けはギリギリしなかった。でも、はっきり表側に書いた文字が見えてしまう。
リーガルパッドやロディアとかに一枚っきりで書くのが一番ベストだと思ってる。
後は裏面を気にしないお手紙とかに良さそう。

ペンの太さと色は、F、Mの二種類とクロとアオ。
太さは実はあまり変化がない。メーカーでも改良中だとか(昨年聞いたのでもしかしたら何か変更があったかも。未確認)
元々結構字幅は太いし、初期のリフィルはFなので無理に変える必要もないのかな。
Mは試してみたものの、それほど違いはわからず。
アオはフツーの青。

[補足]
店頭で試し書きする際は、もしかしたらペン先が潰れている可能性もあるので、やけに薄かったり、書きづらかったりしたら、店員さんに言って変えてもらったほうが良さそう。

本物と比べた、お手製インジェの感想は、以下のとおり。
  • 本物に比べて軽い
  • ラバータイプだと結構手にしっくり来る
  • 意外と安っぽく見えない
  • 何よりも安い
ただ、本物触っていると高級感や重量感、見た目、これらはどれをとっても勝てない。

二つともあまり似たデザインのものがないので、特徴的だし、どちらも手触りが良い。
ブラックラバーGTだとちょっと地味かなっていう印象。

手元にあるとちょっと楽しくなる文房具でした。

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